動画制作のコツ!撮影のポイントや編集方法を紹介!
動画を作成するならクオリティの高いものを作りたいとは誰しも思うことでしょう。
動画におけるクオリティとは人目をひく美しいビジュアルのことでもあり、それは基本的なポイントを押さえておけば比較的簡単に達成できます。
今回はビジュアルに優れた動画作成のコツを紹介していきます。
1.いい映像を作るために!押さえるべき撮影のポイント
撮影時には目的に応じた撮影方法を選ぶことで、より表現したいものが鑑賞者に伝わりやすくなります。
固定の仕方
手持ちで行うと手ぶれが発生して、鑑賞者にとっては見にくいものとなることがあります。ひどいものでは鑑賞者を酔わせてしまうこともあるので注意してください。
ドキュメンタリー動画のように手で持って撮影したり、誰かの目線のように微妙に揺れた視点で撮影したりといった意図がないのなら三脚を使うのが無難です。手元に三脚がなければ椅子に座ったり壁に寄りかかったりしてできるだけカメラがぶれないように工夫しましょう。周りに何もないときは脇を締めて息を止めることでも手ぶれを軽減させられます。
構図
動画では画面に映されたものがすべてなので、構図は非常に大切です。
空間をより広く取りたければ対角線で撮影し、人物は横顔や斜め45度にすることで美しい絵画的な表現が可能となります。
また、人物などひとつのモチーフに画面をフォーカスしたい場合は、撮影目的に応じて画面内での配置を決めます。
例えば、モデルのファッションを見せたければ全身が入るロングショットを、メイクを見せたければアップショットやクローズアップショットで撮影します。
アップショットでは後頭部側ではなく顔面側にやや広い空間を持たせてあげると、息苦しい感じがせずに済みます。
カメラワーク
カメラは動かすことによって表現の幅がぐっと広がります。
しかし、無意味にカメラを動かすと一体何を映したいのかが不明確となるので注意が必要です。
カメラワークには、
左から右に動かす「パン」、
右から左を「逆パン」、
下から上を「ティルトアップ」、
上から下を「ティルトダウン」があり、
レンズを動かしてモチーフに迫る「ズームイン」と被写体から遠のく「ズームアウト」などがあります。
パン・ティルトは、より空間の広さやモチーフの大きさを感じさせる効果を持っています。ズーム系のカメラワークはモチーフの細部を映したり、モチーフと周りの関係性を明確にしたりするときなどに行います。
いずれのカメラワークも効果を最大限に使うために、動かし始めと動かし終わりの構図には余裕を持たせてください。
また、カメラワークは素早く行うのではなく開始直後と終了前には一旦止めの時間を作ることがポイントです。動画は後にカットできるため1カットは長めに撮影しましょう。映像の頭とお尻の数秒間はぶれることもあるために、後で切り捨てる可能性が高くなります。その際に映像がギリギリの長さしかないと窮屈に感じられてしまうので注意してください。
光の条件によって画面の明るさが変化しないようカメラはマニュアル設定にし、カメラワークには速度に緩急をつけるのではなく一定の速度で行うことも重要です。 (※1)
2.編集のコツを教えて!動画制作のポイントは?
動画編集はセンスや経験が必要だと思われるかもしれませんが、コツを押さえていれば未経験でも上手に編集することが可能です。
素材
撮影した動画素材はどれを使うのか整理しておきましょう。
通常映像作品では撮った動画のほんの一部しか使用せず、たいていの動画はカットされます。撮影目的やコンセプトに応じて不必要な部分はあらかじめ取り除いてください。撮影時にはどんなにしっかり構図を決めていたとしても、いざパソコンなどの大きな画面で確認すると「もう少し右のほうが良かった」というように感じることは珍しくありません。使用する素材はトリミングで構図を整えておくと、次の映像同士をつなぐステップが楽になります。
映像をつなぐ
映像はただ単に素材をつなぎ合わせて完成というわけではありません。つなぎ方には2種類あるので、それぞれの特徴と効果を把握していきましょう。
前のカットと次のカットの時間軸がつながっているのが「アクションつなぎ」です。
例えば、森を背景に少女が立っているロングショットのシーンと、木々を見つめている少女のアップショットのシーンは、鑑賞者にシーン同士の時間的つながりを感じさせます。なぜ同じ時間軸にあるのにカットを分けるのかというと、前のシーンが引きで次のシーンがアップなど映像表現に緩急をつけられるからです。
アクションつなぎで気をつけたいのは、同じ人物で来ている服が変わっていたり、背景が緑の木々から枯れ木になっていたりするようなつなぎ間違いがないようにすることです。
もうひとつのつなぎ方はジャンプカットですが、こちらは時間軸が関係なく次のシーンへ向かうつなぎ方です。
例えば、はじめに桜を背景とした森のシーン、次に緑の森、その次に紅葉した木々、最後に葉がなく雪が積もっている森のシーンをつないでいくことで四季の表現ができます。ジャンプカットはテンポ良く話を進めていく編集テクニックで、見やすい動画作成では積極的に活用していきたいもののひとつです。
テロップ
より相手に伝わりやすい動画を作るためには、文字の力を借りることもできます。
テロップを入れる際のコツとしては、一度に表示する文字数に制限を加えることです。一般的に13文字〜20文字以内が人間が2秒〜3秒で認識できる文字数とされているため、1度に長々とした文章をテロップとして使用するのは避けるべきです。
(※2)
文字数が多くなるときは1回に詰め込んで表示せず2回以上に分けると良いでしょう。
また、テロップの配置場所や色にも気をつける必要があります。たいていは画面下部に横書きで入れますが、日本語は縦でも読めるため場合によっては右端や左端に縦書きで配置することもあります。テロップの色は白や黒が多いですが、雪が背景のシーンでの白テロップや暗い夜のシーンでの黒テロップは大変読みづらいので注意してください。
画像
動画に静止画を入れる際は解像度に大きな違いが出ないよう調整してあげることが大切です。
一般的に画像のほうが解像度が高く視覚的にきれいに見えますが、その結果動画との間にビジュアル的な差が生まれて違和感を与えます。画像は動画に合わせて解像度を少し落としてあげると、動画とのつながりがよく見えます。
ソフトの機能
動画編集ソフトにはさまざまな機能があり、活用することで表現の幅が広がります。
画面分割ではひとつの画面に複数の映像が同時に並ぶため、動画同士の関係性を表現しやすくなります。
また、フィルターを使用することでぼかしたり白黒にしたりといった効果が得られるので、よりインパクトのある表現が実現可能です。
3.魅力的な映像にするには?
人を惹きつける動画には特徴があります。
コツを知っていれば簡単にできるので、ぜひ動画制作に取り入れてください。第一印象はとても大切なので、初めのオープニング部分にはこだわってください。
ただし、こだわりすぎて長くなるとぐだぐだになって見る気を失わせてしまう可能性があります。動画は短く簡潔にまとまったもののほうが印象に残ります。動画編集をしているとあれもこれもと撮影したシーンを使いたくなりますが、心を鬼にして必要なもの以外はカットすることが重要です。当初の制作コンセプトを第一に考え、余計なものはつけたさないようにしましょう。
動画内に人物が映っているときは、肌色の色調をコントロールして背景から人物を浮き上がらせるように強調すると、人目をひく動画に仕上がります。
4.プレゼン動画の作成!印象に残る映像のポイント
プレゼン動画の作成では、相手に伝わりやすく印象に残るものを目指していきます。
基本的には「1スライド1メッセージ」を心がけ、内容を1度に詰め込みすぎないことが重要です。メッセージは1行にとどめ、長々と文章として書くのではなく箇条書きにします。そうすることで相手にいいたいことを簡潔に伝えることができます。
プレゼンでは図を入れる機会も多くなりますが、入れないとどうしても伝わらない重要なもののみを選択するようにし、重要度の低いものはあえて削ぎ落とします。図は凝ったものにしても動画では伝わらない可能性が高いため、極力シンプルなものを作成してください。
ただし、文字や図ばかりのスライドが続くと退屈となります。
視覚資料は文字資料と比べて6倍も記憶に残るというデータがあり、緩急をつけるためにもイメージ画像や写真を取り入れることは効果的です。
また、比較するための資料として画像を用いると、より相手にその差を伝えやすくなります。しかし、画像が続くとどんどん画像自体のインパクトが薄くなるので、ここぞというときのアクセントとして活用してください。
プレゼンをより魅力的にするために、自身のエピソードを入れることもあるでしょう。自身のエピソードはプレゼンの内容に関係する場合に有効で、なぜ自分がこのプレゼンをするに至ったかの説明をするときに役立ちます。エピソードはオープニング部分のつかみとして利用し、本編への架け橋として使用すると良いでしょう。 (※3)
5.オリジナリティのある素敵な映像を作ろう!
動画にとってビジュアルは重要な要素であり、作品を終わりまできちんと見てもらうためにも手を抜いてはいけない部分です。
ポイントやコツを押さえたクオリティの高い動画を制作して、ぜひ自分たちの伝えたいことをダイレクトに伝えられるよう工夫してみてください。
まずは挑戦!行動に起こすことが大切!
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